テロメアを伸ばすには 瞑想のもたらす効果
テロメアについて知っていますか?
テロメアは、DNAの染色体の末端に存在し、このテロメアは、人間の細胞分裂に重要な役割を担っています。
細胞分裂が繰り返されるたびに、テロメアが短くなっていきます。
これが、私達に老いをもたらし、寿命を迎え、命を終えるのです。
このテロメアを健康的に保つことが、健康で、長い寿命で生きることに繋がるのです。
テロメアの数が寿命に深く関わっている
生まれたときにはおよそ15000ほどのテロメアが存在しているそうで、35歳に到達すると、およそ半分に減少します。
6000を下回ると、染色体が不安定になり、2000になると、これ以上細胞分裂を繰り返されることができなくなり、細胞老化を引き起こします。
このテロメアを長く保つことができるのが、「テロメラーゼ」という酵素です。
しかし、このテロメラーゼを多く摂取すれば、寿命を保てるという単純な話ではなく、
人のテロメラーゼの操作は、良いことだけではありません。
ある病気のリスクを減らしますが、同時に他の癌リスクを高めてしまうのです。
このことは、ノーベル生理学・医学賞受賞者、エリザベス・ブラックバーンさんが伝えています。こちらの記事も参考になさってください。
では、テロメアについてはあきらめなければいけないのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
彼女の研究所は、違った視点からテロメアを見ることで、テロメアを長く保つ秘訣を発見しました。
テロメアを長くする秘訣① 私達がどう物事をとらえるか、ということが生きる力になる
エリザベス・ブラックバーンさんは、腸疾患や自閉症などの慢性的な難病を抱えた子供たちを育てる母親に対して、テロメアの量を調べました。
彼女たちは助けをなかなか得られずに長い間支えになるために頑張ってきた人たち。
彼女たちは、長期間にわたる大きなストレスを抱えていました。
四年にもわたる調査の結果、年齢にかかわらず、介護の年月が長ければ長いほど、テロメアの長さが短くなっていました。
そして、自分が置かれた状況をストレスにさらされている、とみなせばみなすほど
テロメレースの量が少なく、テロメアが少ないという結果に。
しかし、長年の介護を行ってきたにもかかわらず、テロメアの長さが短くなっていない母親も存在しました。
彼女はストレス耐性が高く、自分が生きているその状況をネガティブにとらえるのではなく、「挑戦」としてとらえ、生きていました。
このことから、エリザベス・ブラックバーンさんは
「私達が年の取り方を自分で決めることができる」ということを、このテロメアの科学研究から発見しました。
どんなネガティブに見える状況下でも、恐れるのではなく「挑戦」としてとらえ、
前向きに人生をとらえることで、自分の人生の長さまで変えることができるのですね。
このことは「意志力」にかかわってくるものと言えます。
テロメアを長くする秘訣② 瞑想でテロメアの補修能力を改善できる
彼女の研究で、一日に12分以上の瞑想を二か月間にわたり行った結果、テロメアの補修能力に改善がみられました。
瞑想の効果は知られていると思いますが、おさらいしてみましょう。
瞑想の効果
- ストレスを減らす
- コルチゾール値を減らす
- 雑念が減る
- 不安感の解消
- 集中力が増す
- 認知コンソール力の改善
- 感情のコントロール力の改善
- 前向きな思考になる
- 思いやりの気持ちが増す
- 辺縁系の暴走を収める
などなど…
瞑想の力は様々なものに関連しています。
おわりに
人生の見方を変え、ストレスを減らし、安心できる環境を整え、楽しく生き生きといられる人生を選ぶこと。
これが、テロメアを長く保つことになります。
私達が幸せにくらすこと、それこそが大事なことなのです。
私達が他の人にも影響を与え、他人も私達に影響を与える。
これが、暖かなものであり、快適なものであれば、幸せに、長生きできるということです。
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