脳内の神経伝達物質 ①セロトニンとは 

脳内神経物質 セロトニン

セロトニンとは

「セロトニン」は、精神に深くかかわっています。安定した気分や、感情のコントロールなどにもセロトニンが活躍します。

セロトニンは、精神面だけでなく、身体的な働きにも関わりを持っており、身体の生態リズム、体温の調節、消化、排便、その他身体が普段必須となるような働きに対して影響を与えます。

血管の緊張を調節する物質として初めに発見され、名づけられました。

セロトニンは、幸せホルモンの一種です。

セロトニンがきちんといきわたっていれば、ストレスの軽減ができたり、快適な生活を送ることができます。

セロトニンが不足すると

セロトニンが不足すると、うつ症状や睡眠障害、ストレス障害などを引き起こしたり、脳が正常に働くのを妨げます。脳機能の低下、心のバランスを保ちにくくします。
便秘になったり、消化が悪くなったり、体温調節の異常なども、セロトニンが不足していることからくる場合が少なくありません。

女性の更年期以降、女性ホルモンが低下すると、それがセロトニン神経系の活性に影響します。結果セロトニンが減少し、不安感やイライラの原因にもなります。
月経前にも、このセロトニンが減少することが知られています。

甘いものや食欲が増すのも、セロトニンを増やそうとする働きからも来ています。

セロトニンの増やし方

太陽光を浴びる

セロトニン 朝日

セロトニンを増やすには、「太陽の光を浴びる」ことがよいとされています。

一般的に、太陽光を多く浴びることのできる国の人々は、概して陽気で大らかな傾向があるのも、太陽光によりセロトニンが十分にいきわたっているのも理由の一つでしょう。

太陽を直接見るのはよくないのですが、その光を見ることで目から信号が脳に送り出され、セロトニンの合成が活発になります。

そのため、天気の良い日に空を眺めたり、「見る」ことで目に太陽光の刺激を少しでも与えると良いでしょう。

セロトニンを合成する栄養素を取る

  • トリプトファン
    • セロトニンの材料となる、必須アミノ酸のひとつ。体内で作り出せないもののため、食品からこの栄養素をとる必要がある。肉、魚、卵、バナナ、大豆製品、ナッツなどに含まれます。肉や魚は100gあたり270~300mgほどのトリプトファンを含んでいます。一日の目安としては、120mg以上とることが望ましいとされています。
  • 炭水化物
    • 脳のエネルギーの源です。脳内にトリプトファンを取り込むのを助ける働きがあります。ご存知のとおり、ごはん、パスタ、スイーツ、芋類などに多く含まれます・
  • ビタミンB6
    • セロトニンがトリプトファンから合成されるのに必要な栄養素です。 魚、肉、レバー、バナナなどに含まれます。

おすすめ食材はバナナ。これら3つの栄養素を全て含んでいます。

もしくは、日本食。サンマやイワシなどには豊富なトリプトファンやビタミンB6が含まれています。白いごはんとサンマの塩焼き、お味噌汁(おすすめはわかめやとろろ昆布)。これだけでもセロトニンの合成に必要な栄養素は十分でしょう。

セロトニン 食事

ちなみに、炭水化物ダイエットやお肉や魚を全く食べないのはセロトニン合成に必要な栄養素を取る上では好ましくありません。

お肉や魚に含まれるアミノ酸「BCAA」は、トリプトファンを脳内に取り込みにくくしてしまいます。炭水化物とともに取ることで、血糖が上昇し、BCAAが筋肉の方に作用し、脳内でのトリプトファンの合成が促進されます。

きちんとこの3つの栄養素を取ることで、セロトニンが合成され、適切に使われることになります。

運動をする

セロトニン 運動

ウォーキングなどの運動もセロトニンを増やすのに適しています。「同じリズムを繰り返す運動」が、セロトニンを増やすと言われています。

そのため、ウォーキングでは一定のリズムで歩くことを心がけると良いでしょう。

このような運動は「リズム運動」と言い、ガムを繰り返し噛むだけでも、セロトニン濃度が増えることが分かっています。

丹田呼吸法なども、セロトニンを増やすと言われています。

セロトニンと他の神経伝達物質の関係

セロトニンは、メラトニンの材料になるともいわれ、他の神経伝達物質とも大きくかかわりを持っています。
セロトニンは、恐怖や驚きに関わるノルアドレナリンや、快楽や喜びに関わるドーパミンの情報を適度に抑える働きがあります。そのため、このセロトニンが低下するとき、不安やうつ、パニック発作などを引き起こしたり、攻撃的になったりするといわれています。

セロトニンとADHD

昨今の科学研究では、セロトニンのレベルが低い女性は、ADHD、注意欠陥多動性障害の子供を持つリスクが高くなるとしています。
セロトニンの量が少ない母親から生まれた子供のADHDにかかる可能性は、通常よりも1.5〜2.5倍高いという研究結果が出ています。(アメリカ・デューク大学)

神経伝達物質は、子供の神経活動にも大きな影響を与えます。
そして、セロトニンは他の脳内の伝達物質の量を調整するはたらきもあります。

おわりに

セロトニンは、人々の幸せや感情のコントロールだけでなく、神経活動や体のはたらきにも大きな影響を与えることがわかりました。セロトニンを活発にさせ、生き生きとした人生にしたいものです。

バー 1

ホロシンクとは?

禅僧の八倍瞑想効果、ホロシンクの秘密とは。


ホロシンクとは?

ホロシンクQ&A

ホロシンクのQ&Aについて紹介しています。


ホロシンクQ&A

ホロシンク ビル・ハリス ザ・シークレット

ザ・シークレットに出演したビルハリスについての記事です。


ビルハリスとは